八王子駅北口近くに6月1日、ラーメン店「麺や 晴星(はれぼし)」(八王子市三崎町、TEL. 042-622-6776)がオープンした。
横浜・六角橋のラーメン店「まるあ商店」(横浜市神奈川区)や八王子南口駅前の飲食店街「八王子ロマン地下」(子安町4)で「燻製バル68」を運営するエフズ(横浜市神奈川区)が新たに出店した同店。「まるあ商店」でも人気の「濃厚鶏骨(けいこつ)ラーメン」(780円)に加え、同店オリジナルの「淡麗醤油(たんれいしょうゆ)ラーメン」(680円)をメーンに提供する。
もともと居酒屋だった居抜き物件のため、座敷席もあり、席数はカウンター席と合わせて19席。「南口で飲食店をやっていたこともあり、横浜でやっていた味を八王子でも提供しようと半年かけて準備を進めてきた。今後、八王子を中心に何店舗かやっていきたいので人材を教育する場にもできれば」と同店統括マネジャーの長沼さん。
メニューの中でも特に話題なのが「淡麗醤油ラーメン」。ご当地ラーメンの「八王子ラーメン」をモチーフに、タイをベースにした魚介のだしと鶏ガラスープという2種類のスープを合わせた上で、揚げ玉ネギやレモンのスライスなどをトッピング。ネット上では「ネオ八王子ラーメン」の名で広まり始めている。
「八王子ラーメンは歴史が長いので、それを継承しながら新しいアレンジを加えられればと作り始めた」と長沼さん。オリジナルの「八王子ラーメン」では刻み玉ネギを乗せることになっているが、揚げ玉ネギにしたのは「たまたま」だという。「いろいろと試してみたのだが、玉ネギを揚げてみたら意外といけた。飲み終わった後にもおすすめ。『ネオ八王子ラーメン』と呼ばれるのはうれしい」とも。「スタンダードな八王子ラーメンのニーズもあるので、そちらも個性を生かした上で作ってみたい」と意気込む。
「夜はラーメン居酒屋っぽくできれば」とも。今後は季節ごとの新メニューのほか、夜営業の客をターゲットに、つまみの充実なども図っていくという。座敷が使えることから、イベントの開催なども見込んでおり、中でも、「八王子ロマン地下」で長きにわたって流しの活動を行い、今夏にはメジャーデビューを控えるバンド・フラチナリズムに「1日店長をやってもらっても面白いかも」と期待を込める。
営業時間は11時~14時、17時~翌2時(金曜・土曜は5時まで)。