「八王子まつり」をケーブルテレビで生中継 2日間で12時間放送

当日は民謡流しに参加する櫻井さん(左)と番組を担当する甲把さん(右)

当日は民謡流しに参加する櫻井さん(左)と番組を担当する甲把さん(右)

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 多摩地区最大の山車(だし)まつり「八王子まつり」の模様が8月8日・9日の2日間、ケーブルテレビ局「J:COM八王子」(八王子市旭町)などで生中継される。

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 8月7日から3日間の日程で行われる同祭り。甲州街道(国道20号)をメーン会場に山車やみこし、民謡流しやパレードなどが繰り広げられ、昨年は約77万人もの観客が訪れた。

 今回は、8日・9日に行われる祭りの模様を八王子市・あきる野市・日の出町の一部を放送エリアに持つ「J:COM八王子」と日野市を担当する「J:COM日野」、立川市・昭島市・国立市・東大和市・武蔵村山市に「J:COM多摩」の各局が、それぞれ6時間にわたって中継する。

 8日は甲州街道沿い20カ所で一斉に太鼓を演奏する「関東太鼓大合戦」や八王子のローカル曲「八王子音頭」や「太陽おどり」などをバックに歩きながら踊る「民踊流し」、10数台の山車が甲州街道に繰り出して巡行する「山車巡行・神輿渡御(みこしとぎょ)」などの模様を紹介。

 9日は、重さ4トンと関東屈指を誇り、八王子の西半分を鎮守する多賀神社(元本郷町4)の宮みこし「千貫みこし」の担ぎ上げや、多賀神社を中心とした「上地区」と八幡八雲神社を中心とした「下地区」に分かれて山車が練り歩き、すれ違ったり寄せ合ったりする「ぶっつけ」の模様など、祭りのクライマックスまで放送する。

 モバイル中継なども駆使しながら山車の上や山車を引っ張る引き子の視点からもリポートを行うなど趣向を凝らした番組となる予定で、「せっかく地元の一番大きな祭りなので、リポーターが中に入って、さまざまな声を聞くことを今年も継続していく」と番組制作に携わる甲把さん。地元店からのプレゼントコーナーなど催事企画も盛り込んでおり、「日野や立川など周辺の8市1町に1日6時間、合計12時間にわたり放送させていただくので、八王子のいいところをPRできたら」と話す。

 コミュニティーチャンネル「J:COMチャンネル八王子」で平日放送されている地域情報番組「デイリーニュース」の3人のキャスター陣も、それぞれ祭りの熱気を伝えるため会場を走り回る。中でも、火曜・木曜のキャスターを務めている櫻井芳子さんは民踊流しに参加する予定で、このために稽古を付けてもらうなど準備を進めてきたという。「太陽おどりは任せて」と櫻井さん。

 「昨年はスタッフとして参加して、祭りのにぎわいはひしひしと感じた。今年はいろいろなところに行くので楽しみにしている。一つ一つが芸術品な山車とかみこしの華麗さを間近で見られるのも楽しみ」した上で、リポーターとして参加することについて「祭りの中に飛び込んで、普段周りから見ているだけでは分からない裏側を伝えられると思う。テレビを見ていると会場だけでは分からないことも分かるはず。6時間と長いが、飽きさせないほどいろいろな内容を盛り込んでいくので、その辺りも見どころ」と話す。

 「伝統ある八王子まつりの規模感を伝えたい」と甲把さん。「地元のケーブルテレビなので地元の方との密着感も感じ取っていただけたら」とも。

 放送時間は各日15時~21時。8日19時~21時については、3局のほか杉並区・中野区と府中市・小金井市・国分寺市・小平市・西東京市・東久留米市・清瀬市・東村山市・調布市・狛江市の2区11市をエリアに持つJ:COM各局でも放送される。また、「J:COM八王子」では全体を5部に分け、15日・16日・22日・23日・29日の各日に再放送も予定。放送時間は17時~18時58分(15日のみ17時~18時)。

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