今年の人気ゆるキャラを決める「ゆるキャラグランプリ」のネット投票が8月17日から始まり、八王子のご当地キャラクターが現在投票を呼び掛けている。
昨年は、八王子のご当地キャラクター「たき坊」のほか、八王子商工会議所のオリジナルキャラクター「松姫マッピー」、高尾山の公認キャラクター「ムサさび~ず」などが参戦した同グランプリ。今年も全国から1715キャラクターがエントリーし、昨年よりも2週間早い同日から、しのぎを削っている。
今回は広域八王子圏から「松姫マッピー」のほか、八王子南口駅前の飲食店街「八王子ロマン地下」(八王子市子安町4)のオリジナルキャラクター「ハッチカ君」、バンド「フラチナリズム」の応援キャラクター「フラッチー」などが参戦。帝京大学八王子キャンパス(大塚)の公式オリジナルマスコット「てぃーぼー」、日本工学院八王子専門学校(片倉町)のオフィシャルキャラクター「ぱっちぃ」、京王電鉄のキャラクター「けい太くん」や多摩市永山エリアを盛り上げるキャラクター「永どん」などが地域キャラから企業からまで数多く名を連ねる。
これに対し、昨年も総合ランキングで200位にランクインし、ご当地ランキングでも152位と健闘した八王子のご当地キャラクター「たき坊」は同グランプリからの卒業を発表。「ゆるキャラグランプリには3年参加させていただき、話題にしていただいたり、挑戦したりすることで多くの方々に応援していただいた。グランプリには大変感謝している」とキャラクターに携わる「たき坊楽市」代表で少林寺(滝山町)副住職の大石さん。
9月からのイベント活動への復帰を前に「慣例として参加するよりももっと違うことに力を注いでやることがあるように思う。たき坊はもう十分多くの方々に知っていただいた。これからは新しいキャラクターへその機会を譲る気持ちも起きており、いろいろ考慮した結果、卒業という形を選んだ。今後は本当にキャラクターで地域振興を目的として何ができるのか、八王子における先駆者としてこれからも模索していく」と話す。
投票受け付けは11月16日まで。