京王電鉄がこれまで実施してきた沿線の自然・公園や 施設を巡るウオーキングイベント「京王沿線ウォーキング」を10月17日開催分から中止する。
1997年に始まった同イベントは今年で19年目。4月に行った飛田給駅をスタート地点とした「水辺に親しむお散歩コース ~野川編~」を皮切りに行っており、今月17日には第5弾として京王高尾線・めじろ台駅を始点とし、椚田運動場(八王子市椚田町)や湯殿川などをめぐって同駅に戻る「水辺に親しむお散歩コース ~湯殿川編~」を開催する予定だった。
中止の理由について、同社広報担当者は「参加人数が増え、ウオーキングに参加されていない沿道の皆様から歩行マナーや運営に対する厳しいご意見・ご要望が多数寄せられてきた」。誘導員の配置による運営経費の増大やスタッフの増加などもあり、「当社単独で行っている沿線ウオーキングを継続することができなくなった」と話す。
本年度は12月、来年1月、3月にも開催を予定していたが、すべて中止となる。同イベントで配布していたスタンプカードを持っている参加者には、スタンプの数にかかわらず完歩賞を進呈する。開催を予定していたコース紹介情報については、「沿線散策マップ」の形で京王線各駅に設置するメディアラックで配布するとしており、10月分・12月分については11月中、来年1月・3月分については来年1月中をめどに配布する予定という。来年度以降の同イベントの開催については未定という。