八王子を「家具のまち」へ‐市内の家具店などが団体立ち上げ

「家具のまち 八王子」の代表を務める村内ファニチャーアクセスの村内さん

「家具のまち 八王子」の代表を務める村内ファニチャーアクセスの村内さん

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 村内ファニチャーアクセス(八王子市左入町)をはじめとする市内の家具店などが昨年秋に「家具のまち 八王子」を結成した。年初にあたり、今後の活動などについて話を聞いた。

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 もともと八王子には市内の家具店が自主的に集まって作った組織「八王子家具商業協同組合」があり、この組合を通して公共施設や学校などからの商品の受注を受けていた。しかし、同組合は受注減に伴い、2007年3月に解散。

 そうした中、国道16号、国道411号(滝山街道)沿いには家具のアウトレット店やリサイクルショップ、デザイナーズ家具を扱う店が増加。「このままつながりが消えてしまうのは惜しい」と、新たな団体の立ち上げに至った。

 同団体は昨年4月に仮発足。その後、「元八王子家具商業協同組合の皆様方に志を伝えて、同意して頂けた皆様と一緒に口コミで市内の家具関係の皆様方に意思を伝えて、今日に至っている」と村内ファニチャーアクセスの滝本さん。その後、昨年9月に正式結成した。

 現在、同団体には市内の家具店や家具デザイナー、家具製造業者など計13社が参加。市内の大学に家具のデザイン、製作に向けた話を進めるなどの活動を行っているほか、市内にある家具店を地図や写真とともに紹介するパンフレット6万部を作成し、家具店や道の駅「八王子滝山」(滝山町1)をはじめとする市内公共施設などで配布している。加えて、団体に参加する各店の近況や街の様子を伝えるブログも立ち上げた。

 滝本さんは「以前、八王子市は『絹のまち 八王子』と言われていた。今年、わが街、八王子市が『家具のまち 八王子』と言われる事を願ってスタートした」と意気込みを語る。

 今後については「模索中」(同)としながらも、「家具まつり」「家具デザイン祭」などのイベント企画や「家具の日」制定などに積極的に取り組んでいく予定だという。

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