日本工学院八王子専門学校(八王子市片倉町)で2月18日・25日、同校ミュージックカレッジの1年生が手掛ける無料ライブ「20生期少年」が行われる。会場は同校片柳記念ホール。
コンサート・イベント科の1年生が企画・制作・運営を担う同ライブ。18日は昨年12月にミニアルバム「same with you?」をリリースしたばかりのギターロックバンド「BARICANG(バリカン)」、25日は3月に初のミニアルバムを発表する予定のバンド「GINNEZ(ギンネズ)」をそれぞれ招き、「BARICANG革命」「GINNEZ革命」と銘打ってライブを繰り広げる。
同科20期生であることと、20世紀のように音楽業界を盛り上げたいという思いからタイトルを「20生期少年」に決めたという。「21世紀に入り、CDが売れないといわれているが、そんな中、音楽業界で働きたいと頑張って勉強をしている。CDを手に取ることを楽しんでもらえるように、20世紀のころのように盛り上げるため革命を起こしたい」とA班チーフの松原美穂さん。
出演ミュージシャンのブッキングから技術まで、160人余の学生たちが一丸となって、12月上旬から運営。出演するミュージシャンについては、「歌もすごいが人柄も良い。共感できる歌詞も多いし、私たちと同世代の人たちには盛り上がっていただけると思う」と話す。
セットリストも決まり、現在は当日に向けて準備を進めているところ。「1年間学んだことの集大成ということで頑張っていきたい」とA・B班統括宣伝チーフの近藤佑里杏さん。プロモーション担当の武藤明日香さんも「これが半分の節目なので、これからもっと成長していきたい。これまでの20年の先輩を超える気持ちでやっていきたい」と気合を入れる。
会場はスタンディングも含めて800席を用意。都心のライブハウスや楽器店などにもチラシを配布し集客に努めている。「800人規模のホールがある学校もないと思うので、学校を見に来てもらえるだけでも」と統括チーフを務める金谷弥明(ひろあき)さん。「4月に入学してから学んできた全てをこの公演にぶつけている。さらなる高みを目指して、もっといいライブを作っていきたい。お客さんに満足して笑顔で帰ってもらえるようなライブにするためにはスタッフが楽しまないと駄目。2年生になってからの公演にも足を運んでいただけるよう、みんなと一緒にいいライブを作っていきたい」と意気込む。
両日とも15時30分開演。オフィシャルブログで観覧申し込みを受け付けている。