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八王子出身・現役高校生カーレーサーが支援呼び掛け 2016年シーズン開幕前に

2016シーズンの開幕に向けて、市民の協力を呼び掛ける加藤さん

2016シーズンの開幕に向けて、市民の協力を呼び掛ける加藤さん

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 八王子出身で現役高校生でもあるカーレーサー・加藤潤平さんが2016年シーズン開幕を前に、後援会への加入などの支援を地元市民らに呼び掛けている。

トップを目指して後援会を手掛ける大久保さんとともにポーズ

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 1998年6月生まれ、17歳の加藤さん。父親からの勧めもあり、2003年に初めてカートを体験し、翌年にはレースデビュー。その後、ジュニアカートで数多くの記録を残した。現在は「NODAレーシングアカデミー」(岡山県美作市)で運転技術などを磨きながら、昨年から日本でスタートしたフォーミュラカーのクラス「FIA F-4」で活動している。

 レース参戦には年間で数千万円の費用が必要となることもあり、新シーズン開幕を前に協賛企業や応援してくれる人を集めようと奔走。3月初めには、JR八王子駅から伸びるペデストリアンデッキ「マルベリーブリッジ」上で、自ら街頭に立って道行く人にチラシを配布し協力を呼び掛けた。「八王子出身ということもあり、地元の方々に応援していただきたい」と加藤さん。

 地元・八王子では、彼の活動を支援しようと「加藤潤平後援会」も発足。出版事業などを手掛けるキーステージ21(八王子市大横町)を拠点に活動しており、「まずは地元の皆さんに応援していただけるように地盤を固めていきたい。今年は1000人ほど会員を集めたい」と同社の大久保正弘社長。

 立ち上げからまだ1週間ほどだが、今後は協賛企業の募集などと併せて、「まちおこしを兼ねてポスターを作り、さまざまな店に持って行き、商店街のどこを見ても潤平君の顔があるようにできるといい」と気合を入れる。

 昨シーズンはサード(愛知県豊田市)が運営する「miNami aoYama with SARD」の一員としてレースに参戦。「カートからクラスを飛ばして、上位カテゴリーであるフォーミュラカーに移るケースは少ない」(加藤さん)としながらも、富士スピードウェイで行われたシリーズ第6戦の決勝では35台中10位に入るなど健闘した。

 今年は「FIA F-4」に加え、全日本カート選手権にも参戦する方針。「FIA F-4」のレースについては、チームを移籍した上で、心機一転勝負に挑むという。

 「5月の富士、そして、夏の鈴鹿の大会に出たい。出るからには勝ちたい」。カートレースについても「チャンピオンを狙っていく」と意気込んでおり、自身がコーラ好きなことから「自分のコーラを作って表彰台の上で浴びたい」と夢を膨らませる。

 後援会の詳細は公式ホームページ上で紹介している。会費は1口3,000円。

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