京王電鉄とサンリオエンターテイメントが4月20日、「サンリオピューロランド」(多摩市落合)の最寄り駅として知られる京王相模原線・京王多摩センター駅の構内装飾を、サンリオキャラクターなどで彩り「ピューロランド」仕様に変えると発表した。
同駅をサンリオの世界観に染める同企画。3月は第1弾として、キャラクターを駅入り口の看板や改札内の柱などに展開するなどリニューアルを行った。第2弾の今回は、ホーム上の駅名看板や乗車位置を知らせるサイン、待合室やエレベーターなどホームを中心に駅構内13カ所の装飾を新しくする。
通常、駅装飾には「京王ブルー」「京王レッド」と呼ばれる、京王電鉄のコーポレートカラーを基調としたものを使っているが、同駅ではヨーロッパの街並みをモチーフに濃紺やゴールド、ワインレッドといった落ち着いた色合いの中に京王の制服を着たキャラクターたちを展開する。
エレベーターのラッピングにサンリオピューロランドの外観を描くほか、ホーム上の床には「ハローキティ」のリボンを模したシートを設置する。京王電鉄広報担当者は「電車を降りた瞬間からわくわくするデザイン」と話す。第2弾の装飾は今月28日に完成する予定。
国内外の客の来訪や地域活性化を目指して、駅を舞台としたコラボレーションを行っている両社。3月には同駅の「名誉駅長」に、サンリオのキャラクター「ハローキティ」が就任する。京王9000系車両にキャラクターをデザインしたヘッドマークを取り付けたラッピング車両の運転も始めるなど、さまざまな企画を進めており、駅構内装飾リニューアルは目玉企画の一つに据える。
今夏には駅構内の装飾全てが完成する予定。