道の駅「八王子滝山」(八王子市滝山町1)で7月25日、熊本地震の被災地を支援するイベント「熊本支援イベント『がんばれ熊本フェア』」が始まった。
道の駅とその周辺地域の価値向上などに取り組んでいる未知倶楽部(渋谷区)が主催する今回の催し。今回の震災で市役所庁舎が崩壊寸前となったことでも知られる熊本県宇土市の道の駅「宇土マリーナおこしき館」のほか、熊本支援に立ち上がった道の駅「八王子滝山」や道の駅「世羅」(広島県世羅町)、東日本大震災からの復興に取り組んでいる道の駅「やまだ」(岩手県山田町)の4カ所の道の駅が協力し開催する。
熊本からは岩のりなどのほか、宇土市の特産品であるネーブルを使った「ネーブルパイ」「ネーブルそうめん」などが登場。広島からイノシシや鹿肉のフランクフルトなどを販売するなど、それぞれの道の駅が位置する地域の特産物を紹介。収益の一部については、熊本地震の被災地に寄付する予定で、会場では熊本地震の被害の様子が分かる写真展も行われている。
「道の駅には防災の拠点となる機能もあるが、なかなか取り上げられる機会がない。今回の熊本地震でも皆さんのためにと頑張っていた」とイベントを手掛ける未知倶楽部の長谷川亜弓さん。「風評被害から地震の影響がなくても人が来てくれなくなってしまった所も多い。熊本は頑張っているということを発信したい」と今回、イベントを企画した。
「現地のもの食べたり買ったりしていただくことで復興になると思う。身近なところで熊本に気持ちを向けてもらうだけでも違うと思うので、今後も継続的に行っていきたい」と意気込む。
開催時間は9時~18時(最終日は16時まで)。今月31日まで。