「フラチナリズム」ファン、八王子まつりに合わせゴミ拾い 北海道からも参加

ゴミ拾いをした「八王子フラチナ族」と、モリさん(最前面最左)、タケウチ(同左から2番目)、田村さん(最前面右から3番目)、都築さん(最前面右から2番目)

ゴミ拾いをした「八王子フラチナ族」と、モリさん(最前面最左)、タケウチ(同左から2番目)、田村さん(最前面右から3番目)、都築さん(最前面右から2番目)

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 8月5日~7日に行われた多摩地区最大の山車(だし)まつり「八王子まつり」に合わせ、「八王子観光PR特使」でもあるバンド「フラチナリズム」のメンバーと、そのファンである「八王子フラチナ族」の有志が街を歩き、ゴミ拾いを行った。

街の中で一つずつ手でゴミを拾っていった

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 八王子を拠点に音楽活動を行ってきた同バンド。モリナオフミさん(ボーカル、エンターテーナー)、田村優太さん(ギター)、タケウチカズヒロさん(ベース)、都築聡二さん(ドラム)の4人から成り、昨年8月にメジャーデビュー。今月3日には、カバー曲6曲とオリジナル曲5曲をまとめたファーストアルバム「ハーフ&ハーフ」もリリースした。

 今回は会場周辺を自らの手できれいにしていこうと有志が集まりゴミ拾いを実施。6日は、バンドメンバーに加えて30人以上が集合場所である横山町公園(八王子市横山町)に集まった。その中にはバンドが一時、活動の拠点を札幌に移していた時に知り合ったというファンの姿も。

 当日は、甲州街道(国道20号)沿いに立ち並ぶ縁日が営業を終える21時から40分間ほどゴミを拾いを実施。ペットボトルや缶、串、たばこの吸い柄などを一つずつ、市が公共空間を清掃するために個人や団体に向けて配布している「ボランティア袋」に回収。袋の団体名の欄には「フラチナ族」と記し、期間中、延べ120人が参加し、8100リットルものゴミを回収した。

 札幌からゴミ拾いのために駆け付けたという伊藤さん。「昨年、フェイスブックでフラチナリズムのTシャツを着たファンの人たちがゴミ拾いをしている姿を見て、メンバーがいなくてもファンが活動していることに感銘を受けた」。札幌では「すすきの祭り」が行われている最中だったが、「(八王子まつりは)すごい人で、それどころじゃない。ゴミもいっぱいあったので、気合を入れて片付けていく」と意気込んで出掛けていった。

 メンバーが八王子まつりでゴミ拾いを行うのは、2014年に地元有志がゴミ拾いを行ったのに参加して以来2年ぶり。「八王子まつりで汚れた場所をきれいにすることによって、八王子という街をアピールしたい」とモリさん。

 アルバム発売の直後ということで多忙な中での参加となったが、「昨年は結局参加できなかったので、今年はこうやって来られてうれしい。(八王子まつりは)人が多くて、八王子が一番活気があるとき。いるだけで楽しい。八王子のゴミをきれいにして、(11月に行う)中野サンプラザでのライブに向け弾みにしたい」と話す。

 「八王子フラチナ族」を代表して、「まゆみ」さんは「八王子の皆さんに助けていただき、街を歩けば『フラチナは大丈夫か』と声を掛けてくれる。フラチナ族は家族と同じ。できることなら、八王子の人みんなにフラチナ族に入ってもらって、いろいろな場面で八王子を盛り上げていきたい」と今後の活動に期待を込める。

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