八王子のめん専門店「加寿美庵 夢五房」店(八王子市横山町、TEL 042-622-5835)は現在、節分の日に当たる2月3日に食べる「節分そば寿司」の予約注文を受け付けている。
同店は八王子市内に工場を持つ谷津製麺(中野上町1)が経営する直営店。店では同社が製造する各種めんのほか、出雲の割子そばをはじめとする全国各地の乾麺を取り扱い販売。店内にはイートインスペースを設け、同店で販売するそばや八王子ラーメンの提供も行う。
節分は本来、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日を指す言葉。新年の始まりに当たる2月3日の節分が特に重要視され、現在ではこの春の節分が大きな行事として残る形となった。
同店によると、「江戸時代後期には大みそかではなく、節分に食べるそばを年越しと呼んでいた」という。これに近年、関西から全国へと広まった「恵方巻」の要素を加え、米の代わりにそばを用いた「節分そば寿司」が誕生した。価格は488円。
そばは黒そばと抹茶そばの2種類から選ぶことができる。「そばの実には魔よけの言い伝えがある。長寿や無病息災を願って、節分にもそばを食べていただければ」と同店。
販売は2月2日、3日のみ。100食限定。