八王子駅近くの西放射線通り商店街（ユーロード）を中心に10月16日、八王子のサブカルチャーが一堂に集まるイベント「8はちアソビ まちなかコス＆痛車（いたしゃ）まつり」が行われる。

昨年の「8はちアソビ」の様子

　「サブカルチャーを通じて八王子を遊んじゃおう」を合言葉に、地元のサブカル系ショップだけでなく、商店街、団体などが協力し2013年4月に初めて行われた同イベント。今回で5回目の開催となる。

　今年はコスプレと痛車に特化しイベントを企画。当日は八王子市立第1小学校などをコスプレーヤーの撮影スポットとして展開。街中を回遊してもらうことを狙っており、ユーロードでは時間限定で「まちなかコスプレレッドカーペット」と題して、道路上に引いたレッドカーペットの上を歩くことができる催しも開く。「撮影スポットを巡りながら、街中を見て回っていただければ」と話すのは、企画に携わり「フルコンプ 八王子店」（八王子市中町）を経営するインスパイア（横山町）の梅本政日児（まさひこ）社長。

　ユーロード沿いには40台を超える痛車を展示する予定で、「会場の半分以上に痛車が並ぶ」。会場内では、屋外でミニ四駆のタイムトライアルやトレーディングカードゲームの対戦なども行われるほか、横山町公園のステージでは、八王子市内をベースに活動するアイドルユニット「8princess（エイト・プリンセス）」らが出演するライブイベントも予定する。

　このほかにも、ヴィレッジバンガード八王子東急スクエア店（旭町）では、タレント・宍戸留美さんのデビュー25周年を記念して作られたアルバム「東京幻想曲集」と写真集「東京幻想写真集」の発売記念イベントが開催されるなど参加各店でも、さまざまなイベントを予定。

　目玉の一つが、「週刊ヤングジャンプ」で連載され、昨夏にはテレビアニメ化もされた漫画家・サンカクヘッドさんの作品「干物妹！うまるちゃん」とのコラボ。主人公の「土間うまる」を始め、「8」の字を持ったキャラクターたちがデザインされた手拭い（2,500円）やアクリルキーホルダー、オリジナル缶バッジ、ステッカーなどのオリジナルグッズをアニメイト八王子店（旭町）で販売するほか、各所でさまざまな企画を展開する。「八王子と絡んだ作品ということもあり、アニメの本放送は終わってしまってはいるが、何かできないかとお願いさせていただいた」と梅本さん。

　昨年もコスプレイベントなどを行ったが、「一日雨が降ってしまって、せっかくいらっしゃったのにコスプレしたまま八王子に街を歩いたりはしていただけなかった。昨年のリベンジではないが、コスプレと痛車を軸にイベントを組み立てた」と梅本さん。「第8回まではなんとかやらないと。少しでも八王子らしさを感じていただけたら」と意気込む。

　開催時間は10時～17時。