さまざまな分野のクリエーターが集い48時間でゲームを作り上げる「Global Game Jam(グローバルゲームジャム) 2017」が1月20日~22日、東京工科大学(八王子市片倉町)など国内外約700カ所の会場で一斉に行われる。
国内サテライト会場の一つである東京工科大学ではネット配信も実施
2009年から年に1回、世界各地で同時開催される同イベント。主催はゲーム開発者の国際団体「国際ゲーム開発者協会(IGDA)」。48時間という制約の中でゲームを作り上げるもので、ゲームを題材にした世界最大のハッカソンとしてギネス世界記録にも認定されている。
国内では今年は北海道から沖縄県まで25カ所で開催。プログラマーやサウンドクリエーター、学生など参加希望者がそれぞれの会場に集まり、主催者から発表されたテーマに合わせてオリジナルのゲームを制作する。完成したゲームはホームページで公開される。
同大では既に80人以上が参加に名乗りを上げており、会場ではプロとアマチュアが交ざったチームをその場で作り開発に挑む。開発に携わる2日間は大学構内に泊まり込んで作業を進める。
同大でのイベント運営に携わるメディア学部の三上浩司教授は「ゲーム開発は多様な才能が集結して完結する総合芸術であり総合技術。本来は長い時間をかけ、ビジネス的な側面を考慮して開発する。グローバルゲームジャムは48時間という短い時間の中に、ゲーム開発で起こりうるさまざまな事象が集約されている」と話す。
「プロフェッショナルやアマチュア、学生が枠を超えて、一つのテーマに沿ったゲームのために手を動かすことで、ゲーム作りの本質に触れることができる。学生たちの実践的な学びや、プロフェッショナルのものづくりのモチベーションへとつながる貴重な挑戦の場」とも。
期間中、同大での作業の様子は動画配信される予定。