八王子市学園都市センター(八王子市旭町)で2月7日、「八王子農業6次産業化シンポジウム」が開催される。会場は同センターギャラリーホール。
八王子の産業活性化組織「サイバーシルクロード八王子」(八王子市明神町2)とJA八王子(椚田町)が主催する同イベント。都市農業である八王子の特性を生かした6次産業の方向性を探ろうと、講演会と交流会を行う。
当日は沖縄県や鹿児島県などで栽培されているパッションフルーツを八王子で展開する、JA八王子パッションフルーツ生産組合長の澤井孝行さんが八王子の農業の現状などについて紹介するほか、NPO法人多摩草むらの会(多摩市鶴牧1)の風間美代子さんが実際にこれまで進めてきた6次産業化の事例を解説。パワフルジャパン八王子(八王子市並木町)で6次産業化プランナーを務める須田憲和さんが、6次産業化に向けて重要なコンセプトなどについて紹介する。
昨年9月にサイバーシルクロード八王子とJA八王子の両者が業務提携協定を結んだことを基に企画された今回の催し。市内の農業経営者のほか、企業・団体などで農業ビジネスに取り組もうと考えている人をターゲットにする。
「市内で動いている方々はいるが、メジャーになるまでにはいろいろな課題がある。彼らを巻き込みながら、イベントをきっかけに後押ししていければ」とサイバーシルクロード八王子事務局の小野桂一さん。「われわれも全ての情報を網羅しているわけではないが、意欲を持っている方はいらっしゃると思う。そういう方の掘り起こしができれば。自分から何か事を起こしたい方に集まっていただきたい」とも。
開催時間は講演会=17時~19時30分、交流会=19時45分~21時。参加費は講演会=無料、交流会=3,000円。定員は先着50人。メールかファクスでの事前の申し込みが必要。