ライセンスブランド「A MAN of ULTRA(ア・マン・オブ・ウルトラ)」の公式通販サイトで2月1日、精密微細加工などを行うナラハラオートテクニカル(八王子市楢原町)とのコラボによるシルバーカーボン製名刺入れの販売が始まった。
表面のシルバーカーボンには「A MAN of ULTRA」と「『NA』design」のコラボロゴも
円谷プロダクションとフィールズが2015年から共同展開する「A MAN of ULTRA」。「日常の世界にウルトラな男を創り出す」をコンセプトに据え、さまざまな企業などと協業し、キャラクタービジュアルを使わずにウルトラマンシリーズの世界観をモチーフにした商品を展開。今回はナラハラオートテクニカルのブランド「『NA』design」と初めてコラボした。
「『NA』design」として2015年に発表した名刺入れをベースに、本体はシルバーカーボンとアルミ切削部品で構成。上部にはメカニカルヒンジを取り付け、ケースに収めた名刺を固定する役割も持たせている。
表面にはレーザー彫刻で「A MAN of ULTRA」と「『NA』design」のロゴを彫り込んだほか、ケース部には赤アルマイトを使い、銀と赤の組み合わせからウルトラマンシリーズの世界観を表現。ヒンジ部はオリジナルでは穴が開いたデザインとなっているが、ウルトラセブンの「アイスラッガー」を表すため、あえて穴を開けないデザインに変えたという。
「もともとヒンジの形状がアイスラッガーに似ているという話があったので、よりアイスラッガーに近い感じにした」と開発を手掛けた同社の阪本滋さん。「シルバーカーボンはなかなか流通していない素材で貴重。あえてそこにこだわった」とも。
フロントライン(元本郷町3)の村内俊介社長が昨年行われた「東京ギフトショー」で共同出展者に「『NA』design」の名刺入れを紹介したことから動き出した。「この商品をきっかけに八王子の『NA』designを広めていけたら」と村内さん。
阪本さんは「八王子の方にコーディネートしてもらって、日本で有名なブランドとコラボできたのは本当にありがたい」と話し、「実物を見ると良いと言っていただける方が多い。まだまだ知られていないので、『A MAN of ULTRA』を通して知ってもらう機会になれば」と期待を込める。
価格は3万8,000円(税別)。