アプリケーション開発などを手掛けるSODA(八王子市横山町)が3月10日、暮らしの悩み解決に特化したウェブサイト「タスクル」をオープンした。
仏壇の処分方法や学習机の捨て方など、暮らしの中で生じるささいな悩みを解決することを目的とした同サイト。現在は不用品回収、ハウスクリーニング、遺品整理の3つのカテゴリーを据えて記事を掲載している。
メインターゲットは30代半ば以上の世代。同社の本名耕社長が27型のブラウン管テレビをどう処分したらいいのか分からなかった経験がきっかけとなっており、「一生に10回はないが1、2回は必ず経験すること、毎回使う知識というよりは人生で1回は必要になるものに絞っている」という。「お葬式に関することなどはネットで探しても情報がなかなか見つけることができないので、パソコンやスマートフォンを使っている世代に提供したい」とも。
同社が開発し、2015年からオウンドメディアやキュレーションサイトの運用企業向けに提供しているシステム「CREAM」をベースとし、「情報サイトが乱立して玉石混交の昨今、本当に役立つ情報が探しにくくなっている。そのような中で、毎日の暮らしのすぐ足元の悩みを解決する情報を整理して提供することで、生活者や関連サービス事業者のお役に立てるのでは」と紹介する。
「昔からサービスを自分たちでやりたいとは思っていた。お客さまのサイトの運用をさせていただく中で、記事を書くノウハウは身についてきたので始めた。生活と密接するウェブにしたいし、この先に悩みを解決するためのプラットホームも作っていこうと考えている」とも。
今後は不用品回収業者とのマッチングなどコンテンツに合わせたサービスもウェブサイト内で展開していく方針。「ミニマムで立ち上げて、できる範囲でやっていこうと思っている。本当に役に立つ、精査した情報を提供していきたい」と意気込む。