女性をターゲットにしたコワーキングカフェ「Honeycomb Stage+(ハニカムステージ)」(八王子市東町)が4月5日から、イベント「夜ハニカム」を始める。
2012年5月にオープンし、今春で5周年を迎える同店。女性向けに特化しコワーキングスペースとしての提供のほか、ハンドメード作家による作品の展示販売やワークショップをはじめとしたイベントなど、さまざまな企画も展開している。
今まで営業していなかった夜の時間帯を活用しようと今回、ライブハウス「papaBeat(パパビート)」(三崎町2)スタッフの塩越和子さんを迎えて、毎週水曜に営業時間を延長して同イベントを行うことを決めた。同イベントでは男性の利用も解禁して塩越さんがプロデュースしたワークショップなどを展開し、新たな客層の取り込みを狙う。
「会社員の女性の方から夜に何かやっていないのかと言われたのがきっかけ。京王八王子駅周辺にはコワーキングスペースがないことから、男性の方でも使えるシステムを作ろうと思った」と塩越さん。水曜は働き方改革の一環として残業をせず定時退社する「ノー残業デー」として、さまざまな企業が取り組んでいる曜日でもあることから、「男性でもものづくりをされたい方がいらっしゃると思うので、会社帰りに寄ってもらえるようにできれば。皆さんのニーズに合ったイベントを作りたい」とも。
4月は特殊なワイヤで桜の花びらを作りブローチのアレンジメントとして飾る「オルネでつくる 桜のブローチ&アレンジ」や「手織り体験 唯一無二のコースターづくり」といった企画を用意。「夜をアクティブに過ごしている人たちを受け入れる場を目指す」という。
塩越さんは「子どもが塾に行っている時間だけ動けるといった女性もいらっしゃるので、昼間に参加できない方も来ていただけるのでは。これからものづくりの教室を開きたい人に向けた勉強会や同業種交流会などもやってみたい。新しいことにチャレンジして、どんどん盛り上げていきたい」と意気込む。
代表の小金沢一実さんは「『夜ハニカム』を始めることで、ハニカムステージは知っているが時間が合わなかったという方に気軽に来てもらいたい。夜、閉めてしまうのはもったいないというのは以前からの悩みで、男性が来られなかった場所が解禁になるということも大きい。可能性に期待している」と話す。
開催時間は18時~22時。料金はドロップイン=3時間1,000円。