多摩信用金庫八王子中央支店(八王子市八日町)1階に5月13日、八王子市の新たな施設「まちなか交流・活動拠点 kikki+(キッキプラス)」がオープンした。
市と同社が3月に結んだ「地域活性化に関する包括連携協定」に基づいて生まれた同施設。カフェのほか、キッズスペース、多摩産材を使った家具や雑貨などを展開する新ブランド「Oxygen(オキシゲン)」の商品を扱うショップも備える。
ターゲットはファミリー世代。中心市街地で木に触れる機会を増やすとともに多世代が集う空間づくりを目指しており、施設内の内装やテーブル、椅子などにも多摩産材を使用した。今後はワークショップや地域と連携したイベントの開催なども狙う。
同所を運営するNPO法人・ポケットパーク(八木町)の保(たもつ)清人代表は「八日町の悲願と住民の方たちから聞いている。それが実現できたことがうれしい」。子育てのスペシャリストからデザイナー、フードコーディネーターなどさまざまな職種の人たちが関わる施設となるため「多様性のあるイベントを間髪入れずにやっていきたい」とも。
オープニングセレモニーに出席した石森孝志八王子市長は「多摩産材をできる限り使った、ぬくもりのある施設。若い世代を中心として地域の皆さんに愛していただき、利用していただければ。この場を中心ににぎわいが広がってほしい」と期待を込める。
営業時間は11時~19時。月曜定休。