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八王子にアジアンバル 鍋のまま提供、味から命名「殺人春雨」も

「Soi J」の店内

「Soi J」の店内

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 八王子・中町の「黒塀通り」近くに7月6日、アジアンバル「Soi J(ソイ・ジェイ)」(八王子市中町、TEL. 042-649-7744)がオープンした。

内装は長澤さんが1カ月かけて手作りした

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 八王子駅からほど近い料亭「すず香」(中町)の隣に位置する同店。7坪の店内にはカウンター席6席に加え、テーブル席も用意。タイ料理を中心に取りそろえ、焼きたてのまま食べられるようにとスキレットで提供する「Jさんの焼き餃子」(400円)のほか、タイの煮込み用蒸し手鍋「モーオップ」で調理しそのまま提供するなど工夫を凝らしたメニューを展開する。

 モーオップを使ったメニューの中でも、有頭エビと豚バラ肉、春雨などを蒸し焼き上げた「クン・オップ・ウンセン」(1,200円)については、店主の「Jさん」こと長澤淳司さんが「食べてみたら殺人的においしかった」として、店内に「殺人春雨」のポップを掲げるなどブラックユーモアも見せる。このほかタイのビールや焼酎、泡盛などのドリンクメニューも用意する。

 10年以上にわたってアジア料理を作ってきた長澤さんが独立。店名の「Soi」はタイ語で路地裏や脇道の意味。「八王子は地元だが、アジア料理を扱う店は少ない。小規模の店の方が地域に根付くと思うし、性に合っている」と長澤さん。

 居抜き物件を1カ月かけて自分で改装。もともと取り付けられていたカウンターの一部を切断し、その木材でテーブルを作るなどこだわる。工事の合間を見ながらメニュー開発も進め、「調味料を自分で作ったり、スパイスも工夫したりするなど、どこかのタイ料理屋で食べられるようなものではなく、自分の色は出しつつ、アジア料理が苦手な方でも寄っていただけるようにした」と話す。

 客層は30代~40代の男性が中心。事前に連絡することでテークアウトにも対応するなど客のニーズを基に新たなサービスも進めており、夏以降はランチタイムの営業も見込む。「食べに来ていただいた方からは本格的だと言っていただけている。お客さまにあったエスニックな料理を提供できれば。小さな店なので、みんなで楽しい時間を共有できるような場所にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~23時。日曜定休。

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