高尾山ケーブルカー・清滝駅の駅舎に9月1日、鼻や植物で作られた天狗(てんぐ)の壁面花壇「モザイカルチャーの天狗」がお目見えした。
高尾山の麓にある同駅。ケーブルカーに加え、エコーリフトの発着場として知られる。今回は市制100周年を記念して、今月16日から富士森公園(八王子市台町)などを会場に行われる「全国都市緑化はちおうじフェア」の開催に合わせて、ケーブルカーなどを運営する高尾登山鉄道(高尾町)が設置した。
大きさは高さ4メートル、幅11メートル。天狗部分だけで高さ、幅が約3メートルにもなる。同駅がフェアのサテライト会場の一つでもあることから企画し、高尾山が「天狗が住む山」と伝わることから天狗をモチーフとした。
花と緑とオブジェを組み合わせて表現するモザイカルチャーという手法を用いて製作。水やりなどが難しい天狗の鼻の部分などを除き生花を使用した。同社担当者は「モザイカルチャーの植物は気温が下がるにつれ色が濃くなるものを選んだので、雰囲気の移ろいもお楽しみいただける」と話す。
展示はフェア最終日に当たる10月15日までを予定。