八王子市上空で9月15日、航空自衛隊の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」が約20分間の飛行を行った。
同飛行は、富士森公園(八王子市台町)をメイン会場に市内各地で開催される「全国都市緑化はちおうじフェア」の開催初日に行われる展示飛行の予行練習で、スモークでハートの絵を描くキューピッドなど10課目披露した。
ブルーインパルスが東京都上空を飛行するのは、2014年の国立競技場上空での飛行以来のため、航空ファンをはじめ地元住民などの注目度も高く、市内のいたる所が観客でにぎわった。
八王子市内で一番見晴らしの良い高尾山もその一つで、約50人の観客が展望台から眺めていた。愛知県から来た40代男性は「子どものころからブルーインパルスのファン。普段の航空祭とは違った場所から写真を撮りたくて高尾山に登った」と話していた。
メイン会場となる富士森公園周辺には約500人の観客が押し寄せ、横浜市在住の75歳男性は8時30分ころから並んでいたという。八王子駅を利用する市民らも、展示飛行中は足を止めスマートフォンなどで記念撮影を行った。地元住民からは「八王子の街で見ることができるなんてうれしい」との声が上がっていた。
展示飛行の本番は9月16日、9時15分ごろから約20分間を予定する。