八王子駅から徒歩5分ほどの場所にあるカフェ「オカッパ」(八王子市東町、TEL 042-643-2855)と同店前の福傳寺(明神町4)境内で10月22日、手作りの総菜や雑貨の販売や、さまざまなワークショップなどが繰り広げられるイベント「オカッパマーケット」が行われる。
「オカッパマーケット」時、大勢の客で賑(にぎ)わう「オカッパ」店内
2011年秋から開催しており、今回で10回目を迎える同イベント。「オカッパ」店内では焼き菓子やジャム、ドレッシング、ソース、総菜など当日限定でオリジナルメニューを販売するほか、体調に合わせてサラダを組み合わせて食べることができるバイキング、子ども向けのワークショップなどを開催。同店店主で管理栄養士でもある安藤雅子さんは「もともと管理栄養士なので体にいいものをうまく使って提供できれば」と話す。
福傳寺では女性をターゲットにしたコワーキングカフェ「Honeycomb Stage+(ハニカムステージ)」(東町)やアーティストやクリエーターの活動をサポートしている「CREATE FARM」の協力の下、手作り雑貨の販売やワークショップなどを展開。今回は30組ほどの作家が参加するほか、地元産野菜の販売も行われる。雨天時は一部出展内容を変更した上で、ハニカムステージを会場にして行う予定。
東日本大震災で被害を受けた福島県南相馬市を支援しようと始められた同イベント。当初は年2回、現在は年1回のペースで開催し、売り上げの一部を使って毎年、同市内の仮設住宅にクリスマスプレゼントや年賀といった贈り物を送る活動を続けている。
「八王子で何かできないかと思っていた。南相馬の仮設住宅を見に行かせていただいたりして、皆さんが震災が風化することへの恐怖をおっしゃっていたこともあって続けている。年に1回でも贈り物をすることで八王子には覚えている人がいることを伝えたい」と安藤さん。
「秋の食材を使ったメニューを立てるなどイベントに向けていろいろな準備をしている。お店の文化祭と言われたことがあって、まさにその空気。それを楽しみに来てほしい」とした上で、当日は衆議院選挙の投票日ということもあり、「選挙に行った帰りに寄っていただければ」とアピールする。
開催時間は10時~16時。入場無料。雨天時の判断は当日朝にホームページやツイッター、フェイスブックなどに掲載するという。