京王線・南大沢駅前で11月25日、「第1回日本陸上パン食い選手権大会」が行われる。
今回初めて行われる同大会。23日~26日に行われる「南大沢マルシェ」に合わせて開催されるもので、当日は子どもたち向けのかけっこ教室や親子向けの「パン食いチャレンジ」などと合わせて、中学生以上を対象に陸上競技としてのパン食い競走を行う。
出場条件は「クリームパンが好きで陸上競技を愛する者」。6月からプロ選手として活躍し、2010年のアジア室内陸上競技大会で優勝した経験を持つ走り幅跳び選手の猿山力也さんや、チームミズノアスレティックに所属する走り高跳び選手の尾又平朗さんらを招待選手として迎え、デモンストレーションも行う。
八王子市内でパーソナルトレーニングを行う「KAKUSEIジム」(八王子市散田町3)や小学生向けの陸上クラブを営む角山貴之さんが企画から携わった。三段跳びの現役選手として、今年6月に行われた日本陸上競技選手権大会にも出場している角山さん。今年の日本陸上競技選手権大会のキャッチコピーが「日本王者、誕生の瞬間」「ナンバーワンしかいらない」だったことから、これをリスペクトして、今回の「日本陸上パン食い選手権大会」では「パン食い王者、誕生の瞬間」「クリームパンしかいらない」をキャッチコピーとするなどこだわる。
当日は自身も招待選手の1人として参加する。「普通のことを街中でやっても陸上競技に興味のない方には来ていただけない。パン食いというところから集まっていただけるのでは」。走りだした後、袋に包まれたパンをくわえなければならないため「スピードの問題だけではなく、どうなるか分からないということで、一般の人でも楽しんでいただけるのでは」とも。パンの種類はクリームパンを予定しており、理由は「あんこが嫌いな選手がいるから」。
今後は地方でのイベント開催も狙う。「はたから見たらふざけているように見えるかもしれないが、陸上競技の普及のためにもイベントを行っていきたい」と意気込む。
開催時間は13時~。参加無料。