日野駅近くの川崎街道入り口交差点そばに立ち飲みバー「マルヒノスタンド」(日野市日野本町1)がオープンして1カ月がたった。オープン日は10月28日。
日野駅から徒歩7分ほどの場所に位置する同店。木曜・金曜・土曜の週3日限定でオープン。「地図と写真とお酒とつまみ」をコンセプトにオールスタンディングのバーとして営業しており、カウンター、テーブルを合わせて10人ほど入店できる。
東京都の「多摩の恵」や大阪府の「箕面(みのお)ビール」といったクラフトビールのほか、「菊鷹」「花巴」「十旭日」といった日本酒、自家製のジンジャーエールなどのソフトドリンクを提供。日本酒についてはおちょこ1杯(250円)から提供しており、「日本酒が好きでこだわってそろえているので、ぜひ飲み比べてほしい」と運営に携わる萩原葵さん。このほか、地元野菜を生かしたフードメニューも用意する。
デザインを通じて地域の活性化を進めるため中央線沿線に住むクリエーターがつながり、さまざまな活動を行っている「中央線デザインネットワーク」の日野市における拠点として誕生。「まちづくりに興味がある人、地図に興味がある人、写真に興味がある人が集まって、お酒を飲みつつ交流を図ってほしい」と荻原さん。
日替わりでトークゲストをマスターとして迎える「マルヒノトーク」を実施。「地図と写真と○○」というタイトルで行っており、11月はデザイン、犬、鉄道と毎回話題を変えて行われた。「立ち飲みの場でいきなり交流するのは難しいと思うが、1つキーワードがあれば話もしやすいのでは。人が集まる場所にしたいので、キーワードに興味がある方に来ていただきたい」。12月も鮎、フリーペーパー、夢と幅広い話題を取り上げる予定。
今後は2階を「マルヒノスタジオ」として、地図と写真をテーマとしたワークスペースやギャラリーなどとして整備する方針。「まずは普通の飲み屋としてふらっと来ていただければ。隣の人と交流を図れることが立ち飲みの良いところだと思うので、それをコンセプトとつなげていきたい」と意気込む。
営業時間は17時~22時。