郵便局会社東京支社(港区)は3月11日、多摩森林科学園(八王子市廿里町)に生息する桜を題材としたオリジナルフレーム切手「さくら浪漫II 多摩森林科学園 サクラ保存林の桜」を発売すると発表した。
多摩森林科学園は森林総合研究所(茨城県)が持つ試験研究施設。森林や林業、木材にかかわる産業についての試験や研究開発などを行うほか、園内は一般にも開放。スギやブナ、クスノキなど約600種、6,000本の木々が育つ樹木園を散策することができるようにしている。
また、園内にはサクラの遺伝子を保存する目的で「サクラ保存林」が設け、江戸時代から伝わる品種や国の天然記念物に指定されている品種のクローンなど、全国から集められた約1,700本の木を植えている。
同園に咲く桜を題材としたオリジナルフレーム切手の発行は2007年3月の発行以来2回目。前回よりデザインを一新し、バンリコウ、ハクサンオオデマリ、ゴシンザクラ、ウジョウシダレなど10品種の桜の写真をモチーフに使った。
八王子、日野、町田市内にある郵便局で販売するほか、郵便局のホームページで通信販売も行う。シート構成は1シート=80円切手×10枚で、5,000シート販売する。価格は、1シート1,200円。
販売期間は3月19日~6月19日。