京王線・京王八王子駅の近くに6月7日、スープカレー店「Rojiura Curry SAMURAI. 八王子店」(八王子市明神町2、TEL. 042-649-9299)がオープンした。
北海道・札幌発のスープカレー店「Rojiura Curry SAMURAI.」の都内4店舗目としてオープンした同店。下北沢・神楽坂・吉祥寺に続くもので、東京西部への出店は今回が初めて。
カウンター席を含め45席を用意。内装は木目調でまとめられている。道路に面した席は全面開放できる空間に仕上げたほか、子ども連れのファミリー層でも利用しやすいよう小上がりの席も用意するなど工夫した。
スープカレーは北海道の店舗と同様のものを提供できるよう同店のスープ工場で作り上げたものを空輸して使用。レギュラーのスープのほか、和風ダシと豆乳を入れた「マイルド」、ココナツミルクを使った「ココナツ」などの中から選ぶことができるほか、辛さも10段階から選べる。
同店を手掛けるソウルフラワー(札幌市豊平区)関東エリア統括マネジャーの佐藤恭平取締役は「1皿に100グラム分の野菜が溶け込んでいる。野菜の甘味がしっかり感じられると思う。スープカレーというとサラサラなイメージがあると思うが、野菜と動物系のダブルスープとなっているので、とろっとしたものに仕上がっている。スープカレーのイメージとは違うとよく言われる」と話す。
具の野菜についても北海道の契約農家から季節に合わせて届くものを提供。人気メニューの「チキンと1日分の野菜20品目」(1,580円)のほか、具材を自分でカスタマイズができる「侍. まつり」(3種=1,580円、4種=1,680円)などのメニューも展開する。今後は八王子限定メニューの提供も予定しており、「一皿で北海道をイメージできるような食材を使ったメニューになる」と佐藤さん。
出店先に八王子を選んだ理由として、「ごちゃごちゃした地域には出したくはなかったことと、深く意識はしていないが八王子にはほかにもスープカレーの店が進出していたから」。オープン後、口コミなどを通じて女性客を中心に評判が広まりつつあるという。
「北海道の大地が生んでくれた力強い野菜たちを売りにしている店なので、野菜に失礼がないように料理と真摯(しんし)に向き合って、お出ししているつもり」とした上で、「1日に3回、お食事をされると思うが、その中の1回として選んでいただく以上、八王子の皆さんにちゃんと提供するため一つ一つを大事にしたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時30分、ディナー=17時30分~22時30分。