漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作中で登場する通称「ジョジョ立ち」と呼ばれるポーズで撮影された七五三の家族写真を11月17日、写真店「桃屋美術」(八王子市八幡町、TEL. 042-623-1395)がフェイスブックに公開し話題となった。
同店のフェイスブックページに掲載されたのは、八王子在住の高橋さん一家による記念写真。5歳を迎えた息子の承助君の七五三を記念し同店で撮影されたもので、和服姿の親子3人がそれぞれジョジョ立ちをした写真となっている。
同店の春日晃さんと交流があったという高橋さん一家。母の沙希さんは「2人共ジョジョが好きで、子どもの名前もジョジョから取った。男の子の七五三は1回だけ。せっかくなので、ジョジョにちなんだものを撮りたいということで、顔見知りの春日さんに頼んだ」と話す。「ジョジョ立ちは遊びで子どもとよくやっている。いろいろとやりたかったが、着物で可動範囲が狭い中、着付けの段階で『これは腕は上げられない』と思い、できそうなポーズで写真を撮った」とも。
完成した写真を見て「驚いた。写真を見た瞬間に『ゴ、ゴ、ゴ』という文字が見えた」と沙希さん。父の正義さんも「思いのほか、ノリノリだった。CDのジャケットみたいな出来になった」と笑う。
「撮影にこだわりのある方はいらっしゃるが、ジョジョ立ちは初めて。そういうものは好きなので、面白いなと思った」と撮影した春日さん。一般的なポーズの家族写真も撮影した上で、背景を変えたり、店の外でも撮ったりと何パターンかジョジョ立ち写真を撮影したという。撮影にかかった時間はおよそ30分。「写真館なので着物はちゃんと見せたいという思いもあった。着崩れないように注意した」と振り返る。
「撮ってる側と撮られている側の間で意思疎通ができると良い写真ができる。ノリのいいご家族だったので、それができた。楽しく撮影させていただいた」と春日さん。フェイスブック投稿については、「面白かったので載せていいですかとお尋ねしたら、ご快諾いただけた。みなさんに見ていただけたら面白い」と話す。
これからも小学校入学などで記念写真を撮る機会は続く。沙希さんは「スタンド使い同士は引かれ合う」とした上で、「これからもやるかもしれない」と意気込む。