1928(昭和3)年創業の老舗精肉店「肉と氷のあかさか」(八王子市横山町、TEL. 042-643-0298)が3月19日・20日、「AKASAKA 春のタンまつり」を行いネット上で話題となった。
八王子駅近くの駅前銀座通りに店を構え、肉と氷の販売を行っている同店。
イベントに当たり、同店の赤坂和昭さんが今月19日、フェイスブックに「AKASAKA 春のタンまつり」と投稿。ポップ広告を添えたタンの写真に加えて、「パンではありません」「白いお皿も付きません」「ヤマザキさん半分ふざけてるので怒らないでください」(以上、原文ママ)というコメントを付け話題となった。当日は米国産タンを100グラム380円で販売するなどした。
「春のタン祭りはもちろん『ヤマザキ春のパンまつり』のパロディー」と赤坂さん。「この時期はまだ焼き肉店の繁忙期前で、牛タンなど焼き肉の商材が余る時期。そこで、問屋の協力も得て今回のフェアを企画した」と話す。2日間の短期イベントにしたのは「仕込むのが大変だから」という。「牛タンはある程度厚切りにすると固くなるので、隠し包丁をするのだが、1枚1枚2ミリ間隔で包丁を入れるのが大変」とも。
「問屋が困っている物をお客さまに喜び楽しんで買っていただくために企画した。楽しいイメージにしたかった」と赤坂さん。「また思いついたらやりたい。ハロウィーンやクリスマスはイベントに参加するので、新嘗(にいなめ)祭など日本の祭事に合わせたイベントもやってみたい」と意気込む。