京王電鉄は4月9日、今月30日から5月1日にかけて臨時の座席指定列車「京王ライナー 平成→令和号」を運行すると発表した。

「京王ライナー 平成→令和号」として使われる5000系車両

　新宿発京王八王子行きの同列車。新宿駅を改元前の今月30日に23時45分に出発し、平成から令和に変わる瞬間を車内で迎える。府中駅到着後は特急停車駅である分倍河原・聖蹟桜ヶ丘・高幡不動・北野・京王八王子の各駅に停車する。京王八王子駅には0時24分に到着予定。

　車内では天皇陛下御即位記念乗車券を先行販売。同券は京王線・井の頭線の1日乗車券1枚と聖蹟桜ヶ丘～山田間の片道乗車券に加え、新旧5000系車両の写真入りしおりもセットにする。価格は1,000円。1人1セット限りで、車内では限定438セット販売する。

　記念乗車券は5月1日以降、新宿＝500セットと先行販売の残り、渋谷＝300セット、明大前・桜上水・千歳烏山・調布・府中・聖蹟桜ヶ丘・京王八王子・京王多摩センター・橋本・下北沢・吉祥寺の各駅では200セットを販売する予定。

　そのほか、乗車特典として「令和」の駅名看板をデザインした同社のオリジナルトレーディングカードを進呈。車両には「令和」のヘッドマークも付けるという。

　座席指定料金は400円。「京王チケットレスサービス」では運行7日前の7時から発車1分前まで、当日、空席がある場合は新宿駅に設けられている券売機でも販売する。