コーヒーの飲み比べなどができるイベント「うえすとさいど coffee Vol.1―ONE DAY JAM PARK」が5月25日・26日、南大沢中郷公園(八王子市南大沢)で開かれる。
同日に京王線・南大沢駅前の遊歩道などで行われるイベント「南大沢マルシェ」に連動して初めて開催される。コーヒー文化と地域文化、アートなどをまとめた「カルチャーフェスティバル」と位置付ける。
会場には八王子駅南口近くのカフェ「LAMP COFFEE(ランプ・コーヒー)」(子安町1)や、コーヒースタンド「coffee ritmos(コーヒー・リトモス)」(子安町4)など地元店のほか、出張型のコーヒースタンド「ONE DAY COFFEE STAND」「猫と魔法のランプ」などコーヒー店が多数出店。さまざまなコーヒーを味わえるよう飲み比べのチケットも用意する。
空気の力でコーヒーを抽出する「エアロプレス」で世界チャンピオンに輝いた「PASSAGE COFFEE」(港区)のオーナー・佐々木修一さんも出店するほか、25日は「ワールドバリスタチャンピオンシップ」の日本代表として出場した経験を持つバリスタの石谷貴之さん、26日はラテアート大会でチャンピオンに輝いた吉田一毅さんによる実演を交えたトークイベントも開く。
「日本一小規模なパンまつり」をうたうイベント「八王子一坪パンまつり」ともコラボ。パン店「パネッテリーア」(七国)、「森のこびと」(谷野町)などがコーヒーに合うパンや菓子などを持ち寄る。
そのほかにも、ボーカリストのマヤ・ハッチさんなどが出演するステージイベントも予定。コーヒー殻を使ったライブペインティングや、ブースとして設けられる「暗室テント&ショップ」では、美大生による作品の展示を行うなどアートにも注力する。
イベントに携わる「LAMP COFFEE」店主の港井寿典さんは「西東京で初めてのコーヒーフェス。西東京はまだコーヒーのカルチャーがまだ浸透していないところがあるので、コーヒーに触れる場を作りたい」と話す。今回の出店者については「日ごろのつながりが大きい。西東京を盛り上げたいと言ったら力を貸してくれた」とも。「ONE DAY COFFEE STAND」の林としひこさんは「飲み比べのチケットを買わなくても、1日楽しめるイベントになっている。いろいろな面白いコンテンツを一つの公園に詰め込んだ。西東京でもコーヒー好きの方はいっぱいいるが、何かに触れたり誰かに会ったりしたいとなると都内に行かなければならない。そういう人たちが興味を持つきっかけにもなれば」と話す。
港井さんは「行けば何か面白いことがあって、その中心にコーヒーがあるというイベントにしたい。2回目以降につながれば。新しいカルチャーを作りたい」と意気込む。
開催時間は10時~17時。飲み比べに参加できるチケットは「LAMP COFFEE」などで販売する。4枚つづりで1,200円。