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京王電鉄、消費増税に合わせ運賃改定 平均約2%引き上げ、相模原線は一部値下げに

「京王ライナー」利用時に必要となる座席指定料金も改定する方針

「京王ライナー」利用時に必要となる座席指定料金も改定する方針

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 京王電鉄は7月2日、今秋行われる消費税率引き上げを受け、国土交通大臣に運賃改定の申請を行ったことを発表した。

主要区間の普通運賃

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 消費税は10月1日から現在の8%から10%に税率が引き上げられる。同社ではこれを受け、税率引き上げ相当分を転嫁するため運賃の改定を決めた。改定率は平均1.852%で、定期運賃の平均割引率は通勤=37.8%から37.6%、通学=77.2%から77.4%にそれぞれ変わる。

 普通運賃については、「PASMO」「Suica」などICカードの場合は乗車距離に応じて2~7円、きっぷの場合は乗車距離が1~15キロと45~52キロについては据え置き、そのほかは10円引き上げる。定期についても、乗車距離が1~4キロについて通勤で90円、通学で30円引き上げるなど改定を行う。

 これにより、京王八王子~新宿間については、ICカード=7円、きっぷ=10円、定期については通勤=250円、通学=90円それぞれ値上げされることになる。

 今回の改定に合わせ、京王相模原線では京王多摩川~橋本間の加算運賃の引き下げも行う予定。20円加算の14キロ~16キロ区間と、40円加算の17キロ~19キロ区間については加算を廃止し、20キロ以上にのみ現在から40円引き下げた20円を加算する形に変える。

 これにより、加算が廃止される新宿~京王堀之内間では14円、同~南大沢・同~多摩境間では34円、引き続き加算運賃が適用される新宿~橋本間でも33円など値下げが行われることになる(価格はそれぞれICカード利用の場合)。

 座席指定列車「京王ライナー」を利用する際に必要となる座席指定料金についても、現行の400円から410円に料金を改定する方向で関東運輸局長へ届け出を行う方針。

 広域八王子圏では、同社のほかにも多摩モノレールが平均1.85%、小田急電鉄が平均1.852%の改定を行うことを決め申請したことを発表している。

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