八王子学園都市推進会議（八王子市旭町9）は5月24日まで、八王子周辺の大学に通う学生によるイベント「BIG WEST学生フェスティバル」を開催している。

　同会は八王子周辺にある数多くの大学を束ね、その大学の力を街づくりに生かすことを目的に1980年、「八王子市大学連絡協議会」として結成。学生向けガイドブックの発行やイベントの開催、市民講座の開催などの事業を行っている。

　イベントは1991年より毎年開催されており、今年で19回目。同会に加盟する23の各大学からクラブ、サークルなどが参加してさまざまな催しを行う。「八王子に大学が増え、同時にそのころ5月病という言葉が流行し、何とか学生の皆さんを励ますイベントができないものかと始めたのがこのイベント」と同会の近藤さん。「最初のころは学生とのつながりも全くなく、学生も『地域』に関心がなかった。一人の学生を集めるのにも大変な思いをした」とも。

　今年も八王子市学園都市センター（旭町9）を中心に市内各所で催しを開催。イベント初日となった今月10日には創価大学、創価女子短期大学、拓殖大学、帝京大学から計44人の学生が参加した「書道展」と連動する形で、八王子学生委員会が主催するイベント「学生天国」にも参加し、書道体験コーナーなどを設けた。

　これまでに中央大学の落語研究会や法政大学の学生などが参加した「学生落語会」や、多摩美術大学などの学生が参加した美術展「ハチスタ」などのイベントを開催。現在は工学院大学、創価大学、拓殖大学、帝京大学、東京家政学院大学、東京純心女子大学、実践女子大学の各校から計40人約100点の作品を集めた「写真展」を、八王子市学園都市センター（旭町9）のギャラリーホールで開催している。

　イベントの締めくくりとして、23日には高尾スターレーンで「大学生国際ボウリング大会」を、24日には学園都市センターイベントホールで「音楽祭」を開催。両日、学園都市センターの交流サロンで明星大学、創価大学の学生による「お茶会」も開く。