八王子を拠点とするご当地アイドルユニット「8princess(エイト・プリンセス)」の田ノ倉みゆきさんが4月5日、今月30日をもってユニットを卒業することを発表した。
田ノ倉さんのほか、中神璃子さん、白岩愛乃さん、清水めいさんの4人から成る「はちぷり」。メンバーの卒業は、昨年10月に当時、リーダーを務めていた佐々木なおみさんが卒業して以来となる。
2018(平成30)年に加入した田ノ倉さん。今回は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、ライブ活動を自粛していることもあり、「このような現状になり不安感から将来の事を考え就職を決めたい」と今回の卒業につながったという。「将来を見据えて定職に就くことを考えたよう」(以上、本文ママ)とも。
当初、卒業ライブを開催する方向で調整していたが、東京都などを対象に緊急事態宣言が発令されたことを受け、ライブ活動の自粛を5月6日まで延期。これにより、卒業ライブは行われないことになった。田ノ倉さんのツイッターなどは今月30日まで運用。統括プロデューサーを務める鷹取直比斗さんは、田ノ倉さんから預かっているチェキやTシャツなどのグッズについては、「次回、物販時に来ていただければお渡しできる」とアナウンスする。
「この度はこのような事態を招いてしまい、田ノ倉みゆきを応援してくれていた皆さまには申し訳ない気持ちでいっぱい」と鷹取さん。「今後は田ノ倉の次の未来と8プリの新しい未来を温かく見守っていただけるとうれしい」とも。
8月にはオリンパスホール八王子(八王子市子安町)で2度目となるワンマンライブの開催を控える「はちぷり」。しかし、鷹取さんは「この先の見えない脅威に不安があるのは事実」と話す。
「メンバーが卒業し、ポスターやフライヤー、音源の作り直し、振りも変更しなければならない。新曲もレコーディングしたいが、現在の外出自粛に関連して音響エンジニアも動きが取れず、何もできていない。ひたすら自宅待機の日々」と苦境を明かす。