八王子市は5月25日、臨時休館となっている高尾599ミュージアム(八王子市高尾町)などの公共施設について、再開に向けた準備に入ると明らかにした。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐため、今春以降、公共施設の多くが臨時休館となっている。市では同日、公共施設の再開に当たり、緊急事態宣言の解除と特措法に基づく都による外出自粛要請の解除の全てのクリアを前提とすると決め、今回、都の休業要請の緩和措置を踏まえて、公共施設の再開に向けた準備を始めることにした。
施設の再開は準備が整い次第進めていくが、高尾599ミュージアムに加え、市内の図書館や市郷土資料館(上野町)、国史跡八王子城跡ガイダンス施設(元八王子町3)、道の駅「八王子滝山」(滝山町1)、八王子市夕やけ小やけふれあいの里(上恩方町)、八王子駅前の観光案内所「八王子インフォメーションセンター」(旭町)と高尾山口駅横の観光案内所「むささびハウス」(高尾町)については、一部機能を制限した上で、6月1日から再開する予定だという。
会議室など施設利用の新規予約は6月30日まで受け付けない。7月1日以降分は、手洗い・うがいの実施やマスクの着用、2メートル以上離れるなどソーシャルディスタンスの確保、利用者の体調確認などの条件を付けた上で再開していく方針。都が警戒宣言に当たる「東京アラート」を発出することで利用休止となることも周知し、仮予約で受け付ける旨、案内していく。
市内の小・中学校は6月1日から段階的に再開。夏休みの期間は、小学校=8月1日~26日、中学校=同6日~23日、いずみの森義務教育学校=同1日~23日にそれぞれ変更するという。