今年9月末で営業を終了する遊園地「多摩テック」(日野市程久保5)は現在、同園への思い出を公募している。
同園は1961(昭和36)年にホンダの出資によって開業した遊園地。現在はホンダが100%出資するサーキット・レジャー施設運営会社「モビリティランド」(三重県鈴鹿市)が運営し、今年2月、同園と併設する温泉施設「クア・ガーデン」を9月30日に閉園すると発表していた。
7月4日~9月30日には、「グランドフィナーレ」と題してさまざまなイベントを行う。同園で子ども用乗り物として生まれ、その後、一般発売された原付オートバイ「モンキー」について振り返る「Classic『モンキー』サンクスデー」を皮切りに、過去に同園で運営していたゴーカートなどの乗り物の復元展示や「でんでんむし」など人気アトラクションの復刻、開園当時のイベントや昔のアトラクションを映像で振り返る「メモリアルシアター」コーナーなど、数多くの催し予定する。
同園の48年間の歴史を振り返る「ヒストリックストリート」コーナーも登場。これに合わせ、一般からも同園への思い出を募ることになった。写真や絵画、イラストと作品にまつわるコメントを同園サイトからの投稿や同園管理事務所まで持ち込む形で受け付けている。管理事務所へ持参した場合は、その場でデータ化し、写真やイラストを返却。併せて同園の「ゆうえんち入園ご招待ペア券」を進呈する。「多摩テックは『皆様の思い出』とともにフィナーレを迎えたい」と同社。
作品は「グランドフィナーレ」の実施期間中、園内などで展示する予定。第1次募集は6月21日まで。