八王子市内を舞台に行われる「スーパーアルプス 全関東八王子夢街道駅伝競走大会」について、9月25日、実行委員会が本年度の開催中止を発表した。
八王子市などが主催し、1951(昭和26)年から毎年行われている同駅伝。八王子駅北口を出発地点として、甲州街道(国道20号)などを通って市内を巡る。今年は70回目となる大会を2月に開催し、506チームが出場。八王子出身のタレント・ヒロミさんがスターターを務め盛り上がった。
例年2月に開催される同大会。8月には新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、次回開催の可否について検討を行っていることを大会ホームページで明らかにしていた。その上で、今回、実行委員会は本年度の開催について、「スタート、中継所及び沿道などの各所で3密を回避した大会運営が困難」と説明。さらに、「依然として感染拡大の状況にあることから、選手・ボランティア・運営スタッフなど関係する全ての皆さまの安全を確保することが困難」として、今回、中止を決めたという。2021年度については、「状況を踏まえ開催を検討していく」と説明する。
中止の発表と合わせて、実行委員会会長でもある石森孝志八王子市長がコメントを寄せ、「八王子市の主要スポーツイベントであり、中心市街地が大いに賑わう本大会の中止は、実行委員会一同大変残念」と話す。