プロバスケットボールチーム「東京八王子ビートレインズ」が12月9日、石森孝志八王子市長の下を訪れ、2020-21シーズンの開幕へ向けた意気込みなどを伝えた。
ジャパン・バスケットボールリーグ(JBL)が運営するB3リーグに参戦しているビートレインズ。2021年1月8日・9日にエスフォルタアリーナ八王子(八王子市狭間町)で行われる東京エクセレンス戦から、2020-21シーズンが始まる。
今回はチームを運営するTHTマネジメント(子安町3)の室舘勲社長、高松僚常務に加え、キャプテンの大金広弥選手、副キャプテンの地久里謙成選手が石森市長の元を訪れた。
例年、9月末に開幕を迎えるB3リーグ。今シーズンは新型コロナウイルス感染症の影響を受け、開幕時期を後ろ倒しにし、通常60試合である試合数も40試合に削減。上位リーグであるB2リーグとの入れ替え戦も実施しないなど工夫した上で行われる。
「CHARGE -チカラをたくわえろ-」をスローガンに掲げ、開幕に備えるビートレインズ。「いろいろあったが、なんとか開幕までこぎ着けた。お客さまは半分になるが、チケットの完売を目指すくらいの勢いでたくさんの人に来場いただきたい」と室舘社長。練習試合の結果を踏まえ、「昨年まで、B2にいた優勝候補といってもいいような強豪である東京エクセレンスに100対98で勝てた。練習ゲームではあるが、熱いゲームにできた。来週、再来週と練習ゲームを重ね、コンディションを整えて、40ゲームを盛り上げられるように頑張っていきたい」と話すと、石森市長が「特に今年は運営も大変でしょうね」と答える場面もあった。
新加入の選手も含め、16人体制で挑む。チームに入って6年目の地久里選手は「今シーズンは攻守の切り替えを早くして、例年以上に外からのシュートをどんどん打っていくようなチームになった。全員がリーグの中でそれぞれタレント性を持っているので、どの選手も違うバスケットをやりながらも攻撃的なバスケットになると思うので、そこを見ていただきたい」と話す。
「今季は新加入の選手が多い。既存のメンバーとしっかり融合させていきたい。声は出せない中での応援にはなるが、チアリーダーの『Raily's(レイリーズ)』と共に拍手などでチームを盛り上げてくれれば」と呼び掛ける。「試合を重ねるごとにチーム力をアップし、来年の昇格をしっかりと見据えて今シーズンを頑張りたい」とも。
大金選手はチームについて、「アップテンポでアウトサイドシュートが今年の持ち味。今月は練習試合が多くあるので、そこで最後の詰めをしていきたい」とした上で、入れ替え戦がないシーズンではあるものの、「試合になったら僕らはみんな負けず嫌いなので、モチベーション高くやってくれるのではないか」と期待する。「今年は攻撃的なバスケットでお客さまに楽しんでもらえるようなものが見せられると思う。一緒に八王子を盛り上げていきたい。僕らは優勝を目指して頑張っていく。開幕が遅れてしまったが、コロナの予防をしっかりして、体育館に応援に来ていただければ」とアピールする。