JR東日本が4月27日、中央線快速電車など首都圏の一部路線を対象に、ゴールデンウイーク期間中の平日について、通勤時間帯の列車の運行本数を削減すると発表した。
東京都、京都府、大阪府、兵庫県の1都2府1県に今月25日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令された。期間は5月11日まで。今回、JR東日本は国や関係自治体からの要請を踏まえ、運行本数の削減することにしたという。
運行本数を削減するのは、今月30日、5月6日・7日の各日。対象となるのは、八王子~東京間の中央線快速のほか、中央・総武線各駅停車、山手線、京浜東北・根岸線、青梅線、常磐線快速、京葉線の各路線。対象区間では、7時~9時ごろの朝の通勤時間帯において、運行本数を通常の8割程度に減らすという。中央・総武線各駅停車、山手線、京浜東北・根岸線の3路線については、夕方の通勤時間帯も運行本数を減らすことにしている。
同社は「時刻表やJR東日本アプリなどの乗り換え検索では、運転を取りやめる列車も表示されるので注意してほしい」と呼び掛ける。
京王電鉄も京王線・井の頭線について、今月30日・5月6日・7日の各日で朝の列車の運行本数を減らす。京王線では、7時8分新宿発各駅停車桜上水行きなど下り列車2本を運休にするほか、井の頭線では上り列車2本、下り列車2本の運行を取りやめる。多摩モノレールは同じく今月30日・5月6日・7日について、終日、土休日ダイヤで運行することを決めている。