蛇の目ミシン工業(八王子市狭間町)は4月28日、今秋に商号を「ジャノメ」に変更すると発表した。
1921(大正10)年10月に日本初の国産ミシンメーカー「パイン裁縫機械製作所」として創業した同社。国産初のミシンメーカーとして知られ、10月に創業100周年を迎える。
今回は6月25日に開催する定時株主総会で定款の変更が承認されることを前提として、28日の取締役会で商号の変更を決議した。1935(昭和10)年から標章として使っている「蛇の目ミシン」を取り入れ、1954(昭和29)年に現在の「蛇の目ミシン工業」に変更して以来、67年ぶりの商号変更となる。
同社は創業100周年を「一つの機会と捉え、当社が目指す姿に向けた新たな一歩を踏み出すため、商号を変更することにした」と説明。新たな商号として、従来からのブランド名「ジャノメ」を用いることにしたという。
「皆さまから親しみを持っていただける会社を目指すとともに、グローバルにおけるブランド認知向上を図り、さらなる事業拡大と一層の企業価値向上に取り組んでいく」とも。
変更は10月1日に行う予定。