八王子の中心市街地を会場に行われる「八王子まつり」について5月28日、2021年の開催の中止が発表された。
甲州街道(国道20号)をメイン会場に山車やみこし、民踊流しやパレードなどさまざまな催しを行う同祭。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止された。2019年は3日間にわたって行われ、来場者数は80万人だった。
4月15日に行われた同まつり実行委員会の総会で、オリンピック・パラリンピックの開催に配慮して、今年は8月13日~15日の日程で祭りを行うことを決めていた。その際、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて、「規模の縮小など内容の変更または中止となる場合がある」としていた。
今回は臨時役員会を開き中止を決めた。「新型コロナウイルス感染症の事態収束の見通しが立たない状況であり、来場者・参加者・関係者の皆さまの安全を確保できない」とした上で、「2年連続の中止は誠に残念」と説明する。
同まつりに合わせて、八王子花火大会実行委員会も9月25日に予定したという今年の開催を中止すると発表した。花火大会は「八王子まつり」の関連行事として行われており、こちらも2年連続の中止となる。