八王子市が7月6日、東京2020オリンピック・パラリンピックに出場する地元ゆかりの選手を応援しようと動画の公募を始めた。
「八王子ゆかりの選手 オンライン応援プロジェクト」と題した今回の事業。八王子出身や在学・在住・在勤の選手を応援することを目的に新たに立ち上げた。
公募に応じる人には、「八王子から」「がんばれ」の2つのせりふを入れた動画を作成してもらう。グループでの作成も可能。作成する動画の画面比率は16対9で、形式はMP4、MOVのいずれか。2つのせりふの前後に3秒程度の余白を入れることを求めている。
市は、各選手の紹介や石森孝志八王子市長からの応援メッセージと合わせて30秒程度の動画を制作することにしている。今月下旬以降、市ホームページやユーチューブなどで公開する予定。大会期間中は、各選手の競技日程に合わせて出場情報と共に市が運営するSNSに動画を投稿。リプライやコメントで選手へのメッセージを募るという。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、大会期間中に市内でパブリックビューイングや競技体験、展示などを行うコミュニティーライブサイトの実施を中止したことに代わる取り組みとして企画した。
市はコロナ禍を受け、「本市においても聖火リレーの公道走行やコミュニティーライブサイトが中止となる中、東京2020大会を観戦し応援する機会が限られている」とした上で、「動画やSNSを活用しオンラインで、本市ゆかりの選手を応援する機会として実施する」と説明する。
今月2日時点で東京五輪への出場が内定している八王子ゆかりの選手は、柔道女子63キロ級=田代未来、セーリング女子470級=吉田愛、空手女子組手55キロ級=宮原美穂、フェンシング女子フルーレ=上野優佳、水泳女子4×200メートルリレー=池本凪沙、ハンドボール男子=部井久アダム勇樹、陸上男子400メートルハードル=黒川和樹の7選手。パラリンピックについては、ボートPRI女子シングルスカルの市川友美選手、5人制サッカー男子の田中章仁選手と黒田智成選手の3人が内定している。
締め切りは今月12日17時。完成した動画は、メールに添付して市オリンピック・パラリンピック推進室まで送るか、動画を入れたCDやDVDを同室へ持参・郵送する。