「八王子やさいまつり」が8月12日から、八王子駅で始まる。
JR東日本八王子支社、八王子観光コンベンション協会、セレオ八王子(八王子市旭町)などを手掛けるJR中央線コミュニティデザイン(小金井市)、JR東日本クロスステーション(渋谷区)の4者が共催する今回の催し。八王子では、今月13日から15日まで多摩地区最大の山車まつり「八王子まつり」が行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて中止となったことを受け、同イベントを企画した。地元産野菜の販売など野菜にまつわる企画を提供する。
みどりの窓口前に設ける特設ブースでは、JA八王子や小比企町に農園を持つ中西ファームが出店。緑ナスやツルムラサキなど旬の野菜を販売する。1,200円以上購入した客には「八王子まつり」のオリジナルグッズを進呈。進呈は、各日先着20人。八王子産野菜を購入したレシートを持参した人を対象に、駅コンコースにある「BECK'S COFFEE SHOP(ベックス・コーヒーショップ)八王子店」や「HONEYS BAR(ハニーズ・バー)八王子中央店」が特典も用意する。
イベントと連動して、駅券売機横の山梨・多摩エリアの特産品を集めた店「やまたまや」も山梨県産のモモやスモモ、多摩産野菜などを販売する。駅構内を野菜にまつわるもので飾り付け、「やさいステーション」として展開する。「八王子まつり」に関する映像やパネルの展示や昨年6月に「日本遺産」として認定された高尾山を題材にした地域型ストーリー「霊気満山(れいきまんざん) 高尾山 ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」の構成文化財などを紹介する「八王子観光PRコーナー」も設ける。
JR東日本八王子支社は「コロナの影響で2年連続中止となっている市内最大のお祭り『八王子まつり』を忘れてほしくない、生産高都内随一の地元野菜をもっと知ってほしいという駅社員の思いから『八王子やさいまつり』の開催を決めた」と説明する。「駅社員が探し出した地元の特色ある新鮮な野菜を育てる農園に声を掛けた」とも。
開催時間は11時~14時。今月16日まで。