「八王子 航空祭ファンの集い!」が10月8日、八王子駅前のショッピングセンター「八王子オクトーレ」(八王子市旭町)3階フリースペースで始まる。
ブルーインパルスや第301飛行隊のカエルをモチーフにしたジャンパーをキーホルダー化
自衛隊を題材にしたグッズなどを販売するサイト「ミリタリードットコム」を運営するドリーム・キャンバス(墨田区)が初主催する同イベント。会場では航空自衛隊に所属する航空機をテーマにファンから募集した写真の展示や、航空自衛隊をモチーフにしたオリジナルグッズの販売などを行う。
「ドリーム・キャンバス」の鈴木さんは「自衛隊の活動はどうしても重いイメージがある。自衛隊という災害があったらすぐに駆けつけ、有事の際には命をかけて国を守る組織があることはみんな知っていると思うが、身近には感じられていない。一般の方にも自衛隊の活動を知ってもらい、応援できればという思いで『ミリタリードットコム』というサイトを設けさせていただいた」と話す。「自衛隊のグッズといっても、一般の人でも気軽に身に着けたり使えたりする物、飾れるデザインの物にしている」とも。
これまで航空自衛隊の基地などで行われる「航空祭」に出展してきたほか、高速道路のサービスエリアやショッピングモールなどでも販売イベントを行っているという。「航空祭は昨年からコロナの影響で中止になってしまっている」と鈴木さん。今回のイベントについて、「航空祭の雰囲気を楽しめるものを街中でやってみようと思った」と話す。八王子を選んだのは「北には入間基地があり、近くには横田基地もある。南には厚木基地もある。自衛隊や米軍の飛行機に関わることをご存じの方が多く、意外と面白い立地条件だから」と説明する。
写真展示については、「航空祭では航空自衛隊の航空機が飛ぶこともある。その代わりに写真を集め、たくさん並べることで航空祭の雰囲気を味わってもらいたい」と鈴木さん。基地で撮影された航空機などのほか、東京オリンピック・パラリンピックに合わせて飛んだブルーインパルスや春に運用を終了した航空自衛隊のF-4戦闘機「ファントムII」などの写真が集まっているとして、「バラエティーに富んでいる」と話す。会場では約40点の作品を展示するという。
グッズに関しては、航空自衛隊第301飛行隊の部隊マークであるマフラーをしたカエルをデザインしたマグカップやドレスステッカーなどのほか、ブルーインパルスなどをモチーフにしたジャンパーをキーホルダーにしたものなど普段使いできるものを用意するという。
鈴木さんは「オリンピック・パラリンピックで飛んだブルーインパルスの余韻もまだ残っていると思う。届いている写真は良いものが多く、それを見るだけでも価値があるのでは」とアピールする。
今月10日まで。入場無料。