京王電鉄が2022年春、ダイヤ改正を行う。
京王線のみで行う今回のダイヤ改正。同社が12月10日、概要を発表した。
改正では、現在の「準特急」を廃止して「特急」に名称を統合。新宿・調布間の停車駅に笹塚・千歳烏山を追加する。平日・土休日ダイヤとも日中の運行本数は維持する。同社は「調布以東での乗車機会の拡大や都営線との乗り換え利便性向上のため」と説明する。
平日は、20時台・21時台の帰宅時間帯に合わせて、調布駅で相模原線へ乗り換える際の待ち時間を短くするなど利便性の改善を図るほか、上り列車は定時性の向上を目的に朝のラッシュ時間帯の運行本数を適正化する。
土休日ダイヤでは、新宿・高尾山口間で運行する臨時座席指定列車「Mt.TAKAO号」を通年運行に切り替えて増発。10時~16時ごろの相模原線で京王多摩センター・橋本間で列車種別や本数を見直すほか、動物園線は10時~18時ごろを等間隔の運行とする。
2018(平成30)年2月から運行している有料座席指定列車「京王ライナー」は、10月30日から土休日ダイヤでの新たな停車駅に明大前駅を追加したが、来春のダイヤ改正では停車を平日ダイヤにも拡大。20時台・21時台の橋本行きの所要時間も短縮する。土休日ダイヤでは朝の時間帯に新宿行きを増発する。
ダイヤ改正の実施日などは来年1月下旬ごろの発表を予定する。