多摩地区最大の祭り「八王子まつり」が8月7日~9日の日程で行われる。
八王子まつりのルーツは1961(昭和36)年に行われた「第1回市民祭」。高度経済成長期にベッドタウンとして開発が進んだ八王子で、これまでの住民と新しい住民の連帯を図る目的で、富士森公園内にある市民球場で「3万人の夕涼み」と銘打ったイベントを開催したのが始まり。フォークダンスやコーラスパレード、仕掛け花火などが行われた。その後、1968(昭和41)年に名称を「八王子まつり」に変更。近年では観客数が人口を上回るほどの大きなイベントに成長し、昨年は約55万の人口に対し、3日間で61万8,000人もの観客が訪れた。
毎年8月の第1金曜から3日間の日程で実施。期間中、甲州街道(国道20号)をメーン会場に山車やみこし、民謡流しやパレードなど、約2万人700団体を超える人たちが参加。道沿いには約300店の露店も並び、連日にぎわいをみせる。
初日となる7日はJR八王子駅北口の西放射線通り商店街(ユーロード)で約800人の子どもが参加する「子ども音頭の集い」(13時~)や氷彫刻を作る全国の料理人による「氷の彫刻展」(15時~)を行う。そのほか、2016年の東京オリンピック招致に向けて、「オリンピック選手とのふれあい交流会」を三崎町公園(八王子市三崎町)で予定する。
翌8日14時からは甲州街道沿いの16カ所で一斉に太鼓の演奏を行う「関東太鼓大合戦」を実施。その後、八王子のローカル曲「八王子音頭」や「太陽おどり」などをバックに道を歩きながら踊る「民謡流し」を16時から行うなど、数多くの催しが行われる予定。最終日の9日も山車やみこしなどが各所を練り歩き、祭りを盛り上げる。
祭りに合わせオリジナルグッズも用意。サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とコラボレーションしたオリジナル手ぬぐいや根付けなどをはじめ、合切袋や携帯電話クリーナーなど、さまざまなグッズを特設「グッズ販売所」で扱う。
イベントは各日14時から。