「まちの駅八王子 CHITOSEYA(ちとせや)」が6月12日、多摩信用金庫八王子中央支店(八王子市八日町)1階「まちなか交流・活動拠点」にオープンする。
国道20号(甲州街道)「夢美術館東」交差点側にある同施設。八王子市と多摩信用金庫が結んだ「地域活性化に関する包括連携協定」に基づいて、市の施設として、2017(平成29)年5月にオープンした。運営は民間事業者が行っており、2月末まで「まちなか交流・活動拠点 kikki+(キッキプラス)」として営業していた。
八王子市では今春から2027年春までの5年間にわたって同施設を手がける新たな運営者を昨秋から募集していた。今回、NPO法人「ワーカーズコープ」が新運営者に決まり、リニューアルを図った上で、再オープンすることになった。
リニューアルに当たり、旬の地場野菜やドライフルーツ、ナッツといった加工品の量り売り、環境に配慮した生活雑貨などを販売する「毎日マルシェ」や、地元食材を使ったみそ汁やおにぎりを提供する「旬菜(しゅんさい)おむすび食堂」を営業するほか、カフェにはメッセージを付けて贈られた本を並べる「みんなの本棚」も設ける。
環境・農業・地産地消・子育てなどをテーマに据えたワークショップなどを開催していくほか、地域の情報発信なども行う。シティープロモーションの要素も新たに追加。地域住民や観光客などが地域の情報を得ることができる交流の場「まちの駅」と位置付ける。「まちの駅」を八王子に設置するのは今回が初めて。
市では「八王子の『まち・ひと・もの』をつなぎ、楽しみながら地域と環境を思いやる暮らしを提案していく」としている。
営業時間は10時~19時。水曜。第1火曜・祝日定休。