「八王子古本まつり」が10月7日から、八王子駅前の西放射線通り商店街(ユーロード)で行われる。
2009(平成21)年10月に初めて開かれ、今回で27回目を迎える同イベント。古書を題材に春と秋にさまざまな催しを展開するもので、同まつり実行委員会が主催する。
期間中はユーロードの横山町公園まで間に市内外から古書店26店がブースを構える。絵本コーナーや「3冊100円コーナー」などに加え、恒例となっている企業などが集めた古書をチャリティー販売する「商店街の古本露店」のコーナーを三崎町公園に設ける。「商店街の古本露店」の売り上げは八王子市社会福祉協議会に寄付するという。
「新しいものも古いものもいい!」をコンセプトにする同まつり。同まつりの担当者は「八王子市に豊かな本の文化を広げていくことを目的としてきた」とした上で、12年間にわたって続けてきたことで、「市民が多様な古書とふれあい、楽しむ場として八王子市民の間で定着しており、中心市街地での回遊効果も大きく、周辺の商店からも歓迎されている」と説明する。
今秋は9月~11月の3カ月連続で古書の販売イベントを開催。9月には京王線・南大沢駅前で4回目となる「南大沢古本まつり」を開催した。11月にも6日間にわたって南大沢でイベントを開催することにしている。
今回は「戦争と平和」をテーマにする。同まつりの担当者は「10月の八王子古本まつりでは商店街の古本チャリティーをはじめ、さまざまな団体、企業が参加できるブースも用意する。秋は本と一緒に楽しく、さまざまな世界を楽しみましょう」と呼びかける。
荒天中止。10月11日まで。