GEヘルスケア・ジャパン（日野市旭が丘4）は現在、ヘルスケアをテーマにした「GEヘルスケア・エッセイ大賞」の応募を受け付けている。

　同社はCT、MRI、X線撮影装置、超音波診断装置などの医療用画像診断装置のメーカーとして知られる「GE横河メディカルシステム」（日野市）と診断薬、ライフサイエンス研究用の機器、試薬などを展開する「GEヘルスケア・バイオサイエンス」（新宿区）の2社が8月1日、事業統合して誕生した。

　同賞は今回で22回目。旧「GE横河」が1987（昭和62）年、創立5周年を記念して実施した「第1回YMS学生論文大賞」がそのルーツ。以後、広く一般から医療、健康、福祉などに関するエッセーを募集してきた。2004年からは現在の名称に変更し、テーマも医療のみに絞ってさまざまなエッセーを募集。昨年は認知症をテーマに全国から計115件の応募があった。

　今回のテーマは「なぜ大切？ メタボ予防 ～ あなたが決める新たな基準」。内臓脂肪の蓄積が原因で、さまざまな病気を引き起こしやすくなるメタボリックシンドローム（内臓脂肪症候群）をテーマに、その怖さ、予防の持つ意味などを考えてもらう。「単にダイエットを目指すのではなく、メタボ予防の真の意義を踏まえた上での、自分自身が考えるメタボ健診の理想的な診断基準を募る」と同社。

　審査員には医学博士で作家の渡辺淳一さんらが参加。部門として医療従事者や研究者などを対象とした「医療・研究部門」と広く一般の人を対象とする「一般部門」の2つを用意する。各部問での大賞受賞者には賞金として10万円を進呈するほか、医療福祉施設に10万円分の寄付を行える権利も与えられる。

　応募締め切りは9月14日。