広域八王子圏で2月10日、南岸低気圧の影響で雪が降り、八王子駅前のペデストリアンデッキ「マルベリーブリッジ」では、テレビ局のスタッフが取材を行う姿が見られた。
低気圧の通過に伴い東京都内など関東甲信や東北にかけての幅広い地域で雪が降っている。八王子駅周辺では同日午前中から雪が降り出し、JR八王子駅の自由通路と駅北口をつなぐ「マルベリーブリッジ」では道路上に雪が積もり、シャーベット状になっているところもあった。西八王子駅前にある「きぬた歯科」(八王子市台町4)が駅前に掲げる看板に付けられた温度計は、10時30分時点で「0度」と表示していた。
降雪の中、テレビ局のスタッフが撮影に駆け付け取材を行う姿も見られた。ツイッターでは、一部のユーザーが「日本のトレンド」に「八王子駅前」が入ったとツイートしたほか、「こういう時、八王子の駅前にテレビカメラが殺到する」「東京の降雪中継を見ると、だいたい八王子からで草」「東京で雪が降るとテレビに映りがち」などに加えて、都心に比べて積雪が多いことから「八王子にテレビカメラが行くの分かる気がする」(それぞれ原文ママ)などと話題になった。
気象庁は同日10時38分、八王子市に大雪警報と着雪注意報を発表した。11時41分には「大雪に関する東京都気象情報」の第5号も発表。10日12時からの24時間の積雪量見込みは、東京23区=10センチ、多摩北部・多摩南部=12センチ、多摩西部=20センチ。八王子市防災課は、道路や歩道が滑りやすくなることから交通事故や転倒などへの注意を呼びかけている。