京王線・京王八王子駅前にある喫茶店「コーヒーハウス・シャノアール 京王八王子店」(八王子市明神町4)が3月24日、閉店する。
「コーヒーハウス・シャノアール」は、「珈琲(コーヒー)館」「カフェ・ベローチェ」「カフェ・ド・クリエ」などさまざまなブランドを展開する「C-United」(港区)が手がける喫茶店チェーン。2021年4月に旧シャノアールと旧珈琲館の2社が合併し、現在の体制になった。
同店は駅から徒歩1分の場所にある。同社が今月10日、閉店を発表した。店の入り口にあるショーケースの中には「閉店のお知らせ」と書かれたポップが置かれ、「オープン以来44年の長きに渡り、多くのお客さまにご愛顧いただきましたことを心よりお礼申し上げます」(原文ママ)と訪れる客に感謝を伝えていた。
閉店の知らせを受けて店を訪れた人が数多くツイッターに投稿されているほか、「寂しくなるなぁ」「最後に八王子店に行きたい」「サヨナラシャノアール」「たくさんの思い出をありがとう」「学生時代かなりお世話になりました」(以上原文ママ)など閉店を惜しむ声も数多く投稿された。
58年続いた「シャノアール」ブランドも、同店の閉店を持って幕を下ろす。同社によると、「シャノアール」の黒猫のシンボルは「カフェ・ベローチェ」、同チェーンが掲げる「心地よい日常を文化にする」というポリシーは「珈琲館」に引き継ぐという。同社広報担当者は「世代を超えて地元の皆さまから愛され続けた『コーヒーハウス・シャノアール』の大切に培ってきた思いを絶やすことなく、これからの未来につなげていく」と話す。
営業時間は7時~22時(日曜・祝日は21時、営業最終日は20時まで)。